解体工事にはさまざまな業者がいます。
そのため、なるべく安心して正確な施工をしてもらえる業者を選びたいという方は決して少なくないはずです。
そこで今回は、建物の解体工事を依頼する際に見ておきたい確認ポイントについて解説します。
この記事を読めばきっと解体工事の業者選定がしやすくなるでしょう。
適切な解体工事業者を選ぶメリット
建物を撤去する際に活躍するのが解体工事業者です。
この解体業者を適切に選ぶことで得られるメリットも多くあり、主なものとして安全に解体してもらえる、費用が適正、がれきの処分のトラブルが起きないといった点があげられます。
まず安全に解体工事をしてもらえます。
解体工事は、基本的に危険な場面が多く、作業中も近隣に迷惑が掛かることもあります。
そういった側面もある解体工事に対して適切な業者を選ぶことによって、近隣に挨拶に行ったり、安全確保のためのスペースを用意したり、騒音を防ぐ防音シートを設置したりといった配慮をしてくれます。
一方で、誤った業者を選んでしまうと騒音問題や近隣住民とのトラブルなどが発生するリスクがあり、場合によって解体工事が行政などから止められてしまい、工期が伸びてしまうといった可能性も否定できません。
次に費用面もメリットがあります。
解体工事は基本的に相当な費用が掛かる工事です。
この工事の費用を適正に見積もってくれる業者でない場合、法外な費用を支払ってしまうリスクも出てきます。
一方で、安価すぎる解体業者は次に説明するがれき処分でトラブルが起こる可能性もあります。
現在、解体工事のがれきは非常に細かく仕分けして撤去しています。
しかし、違法な解体工事業者の場合、この仕分けをせずに撤去し、不法投棄によって処分するといった可能性もゼロではありません。
こういったトラブルが発生した場合、業者が不在のケースでは依頼主であるこちらが処分の義務を負い、想定外のトラブルに発展することもあります。
適切な業者を選べばそういったことは決しておこりません。
依頼する前に知っておきたい解体工事業者を選ぶポイント
依頼する前に知っておきたい解体工事業者を選ぶポイントとして次の点があげられます。
1・産廃処理が適正な会社
2・工事保険に加入している
3・解体範囲の見積もりが想定通り
4・解体工事期間が希望通り
5・近隣挨拶の手配をしてくれる
6・相見積もりをして安め
7・費用の支払タイミングを指定できる
このような点をおさえておくと最適な解体工事業者を選定できるでしょう。
産廃処理が適正に行われているかどうかは最低限チェックしておくこと、トラブルになったり誤って近隣にも被害が及ぶようなトラブルが発生した場合、補償に対応してくれる業者かどうかで選びましょう。
これら以外にも押さえておきたいポイントはありますが、最低限以上の点をチェックしておくと良い解体工事が受けられます。
解体工事後もチェックしておきたいポイント
解体工事後もチェックしておきたいポイントがあります。
それは工事範囲が契約内容と変わりないかといった点や関係ないものが破壊されていないかといった点です。
また、適正に解体工事が行われた証として取り壊し証明書を受け取ったり、廃棄物処分を行った証拠であるマニフェストの写しを受け取ったりといったことも、きちんとするのもポイントです。
まとめ
適正な解体工事業者に依頼することで、安全な解体工事を適切な費用で受けられます。
安易に業者を選ぶのではなく、きちんとがれきを処分し、指定した範囲だけをきちんと施工してくれる業者かといった点もチェックするようにしましょう。
そうすることでスムーズに解体工事を受けられるはずです。