一般的な建設工事と同様に建物の解体工事も様々な申請をしなければいけません。
手続きを適切に行わないと法律で罰せられたり、そもそも解体工事が施工できなかったりします。
今回は、お客様が解体工事前に必要な手続きについて解説します。
どんな手続きが必要?
解体工事を行うには解体工事の前で必要な手続きがある点について前回の情報でお話ししましたが、具体的にどのような手続きがあるのか紹介しましょう。
解体工事の前に必要な手続きとして次のようなものが挙げられます。
⒈電気・ガスの停止手続きです。
電気・ガスの停止手続きには時間が掛かる事が多く、なかなか対応してもらえないこともあります。
これらは電気・ガスメーター撤去工事の日程調整等が難しい事から起きる問題?
⒉電話線・CATV(ケーブルTV)・インターネット等の停止又は切断です。
電話線・CATV(ケーブルTV)・インターネット等は電柱から垂れ下がって道路や近隣住民の迷惑になってしまいます。
線が垂れ下がって迷惑をかけないために電話線・CATV(ケーブルTV)・インターネット等の会社に工事をしてもらいましょう。
⒊浄化槽の汲み取り洗浄
浄化槽の汲み取り洗浄がされていないと異臭騒ぎ等の問題が出てしまう事があります。
解体前に汲み取り業者に依頼して洗浄まで行い近隣への配慮をしましょう。
⒋家電製品
家電製品で家電リサイクルが必要なもの(冷蔵庫・冷凍庫、エアコン、テレビ、洗濯機・乾燥機)は、お客様が家電量販店や地元の電気屋さん
で事前に処分して必要があります。
⒌近隣説明※不要な場合もあります。
解体工事等で工事車両の通行・一時的な通行規制・工事車両の駐車場など工事現場の状況でお客様が近隣住民に事前に説明を
していただければ、工事担当者も助かります。
また、騒音や振動などによって近隣住民とトラブルになるのを予防するためにお客様からもお声掛けに協力をお願いします。
お客様もお忙しいところ恐縮ですが、これらの5つを事前にしていただければ解体工事もスムーズ行えます。
まとめ
解体工事の前にお客様自身も様々な手続きを行います。
その手続きは解体工事後で行うと様々な問題があるので注意しましょう。
また、場合によっては手続きが増えるので、その場合は業者に相談して進めていくのがおすすめです。