解体工事のやり方は?手順や流れについてそれぞれ解説
建物は経年劣化など、さまざまな事情によって解体を行う必要性が生じます。
その際に施工される一連の工事が解体工事です。
解体工事を専門業者に依頼する場合、どのようなやり方で工事が進められるのでしょうか。
今回は、解体工事のやり方をテーマに手順や流れについて解説していきましょう。
解体工事のやり方とは?
解体工事といっても単に建物を取り壊すといっただけでなく、さまざまなことを行う必要があります。
解体工事開始前から解体中、そして解体後と、場面によってさまざまなやり方で処理をしていくのです。
次の章では、解体工事前、解体工事中と解体工事後を分けて解説します。
解体工事前のやり方とは?
解体工事前のやり方として、解体場所の測定や有害物質の調査、廃材の処分方法の検討を行います。
まず、解体場所の測定を行います。
どの程度の面積なのか、坪数はいくつかといった測定を行い、必要な人員や工期を計算するというやり方です。
実際に現地で調査を行うだけでなく、登記簿をもとに大まかな計測をすることもあります。
一般的な30坪程度の住宅の場合は3人から4人程度で重機を使って約10日前後というのが目安です。
また、並行して作業スペースの確認を行うこともあります。
廃棄物の搬出をするトラックが入れるかどうか、重機をどのように入れていくかといったこともチェックします。
狭小な場所での作業では重機が入れないため、人海戦術を使った解体をせざるを得ません。
そのような場合は、かなり高額な費用になります。
次に有害物質の調査をします。
解体工事での有害物質といえば、アスベストが主なものです。
かつてアスベストは、有益な建材として多くの建物に利用されていたため、2006年以前の建物の解体ではアスベストが見つかることも珍しくありません。
そのため、解体を行う前に必ずアスベストがどこに使用されているか確認します。
もし、解体工事の最中に有害物質が見つかり、無視して解体を続けた場合は、法律違反につながることはもちろん、作業員や近隣住民に健康被害を及ぼす危険性もあるのです。
そのような意味で慎重に調査を行います。
最後に廃材の処分方法を検討します。
かつては解体工事で発生した廃材は一括して処分するということが当たり前でしたが、近年は詳細に分別して個別に処理しなければいけなくなりました。
これらのほか、届出や施主との契約などの事務処理や、近隣住民の挨拶なども並行して行います。
解体工事の作業や作業後のやり方
解体工事の作業や作業後のやり方を紹介しましょう。
まず解体工事の作業としてインフラ(電気、ガス)の停止をします。
水道は散水しながら作業することもあるので、停止しないこともあります。
そのうえで不用品を撤去し、足場や防音パネルを設置して重機などを入れて解体を開始するという流れです。
解体は、瓦など屋根の撤去をしたあと、設備や外壁、基礎、そして細かな解体物(ガラ)を撤去します。
騒音が大きくならないように近隣の建物と隣接している場所は作業員が直接手作業で解体することもあります。
これら一連の解体工事が終わったら最後に整地をして、工事現場の清掃をすることで解体工事後の処理は完了です。
そのあと廃棄物を搬出し、近隣住民に工事完了の挨拶を行い、必要に応じて地鎮祭を行います。
また、事務処理として建物滅失登記の申請や整地された土地の売却手続き、再利用(建て替え)などをすることもあるので知っておきましょう。
以上が解体工事のやり方になります。
まとめ
解体工事は建物の必要な箇所、あるいはすべてを依頼に応じて解体する作業です。
今回はその内容について解説しました。
重機を使ってコンクリートを破砕するといった作業以外にも現場の状況に合わせて、作業員がつるはしなどの工具を使用して手で壊すシーンもあります。
このように臨機応変な対応で建物を解体していくのが解体工事のやり方です。
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